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第70号

2012年04月15日発行

国を滅ぼす野田政権よ、さらば!

参議院議員西田昌司

唐突な増税論

野田総理の唐突な消費税増税が、大きな政治問題となっています。今回の消費税増税の理由を野田政権では、毎年社会保障費が1兆円増加する、その財源を賄う為には何としても消費税増税が必要なのだと説明しています。これは全く正しい話です。実は私達自民党も先の参議院選挙の時、同じことを主張していたわけです。しかし、それを必要ないと言ったのは民主党なのです。あまりにも無責任が過ぎます。

出鱈目マニフェストのつけ。

――参議院予算委員会(3月19日)にて鹿野農水大臣を追及しました――

そもそも、消費税増税の理由が社会保障費の増加のためということは、つまるところ、社会保障費をはじめとする経常経費、つまり毎年必要となる経費には、恒常的な財源が必要であるということです。
だからこそ、我々自民党は消費税の増税が必要だと言うことを言ってきたのです。ところが民主党はかつての衆議院選挙ではその必要はまったくない、消費税の増税は必要でないばかりか、無駄を削減すれば子ども手当や高速道路の無料化なども十分できるのだと言ってきたのです。しかし、問題はそうしたバラマキは毎年ずっと必要となる予算ですから、経常的な支出です。その実現には恒常的財源が必要だったのです。そのことを私たちは政権交代前から民主党にただしてきましたが、彼らはそれに一切答えず、とにかく自分達が政権を取れば出来るのだと言ってきたのです。しかし、結局、恒常的な財源を見つけられず、赤字国債でバラマキ政策は続けられてきたのです。当然のことながら赤字はどんどん増大する。
まさに借金のツケ回しを民主党政権がしてきたと言うことです。さすがにこれ以上続けられないと今回慌てて消費税増税を言い出したのです。これについて彼らは政権をとるまで分からなかったと言っていますが、これが出鱈目です。経常的支出には恒常的財源が必要だということは、当たり前のことです。このことだけでも民主党には政権を担当する資格がないのです。

―― 自民党富山県時局講演会にて講演をいたしました ――

AIJと同じく詐欺だ

これはAIJ事件と非常によく似ているのです。AIJ事件と言うのは要するに、高配当を謳って民間企業の厚生年金基金から2000億円に上る資金を集めました。ところが、実際には高配当どころか巨額の損失を出していたのです。その一方で虚偽の報告をし、損失が出ているにもかかわらず高配当して、そのうちの何割かは自分達の手数料だと言ってもらっていく。まさに偽りの報告を継続的に行い、次々新しい年金基金からの資金を獲得することによって損失の穴埋めをし、高配当を維持してきたのです。まさにこれはタコが自らの足を食べるのと同じです。AIJには、以前からそういう噂があったのですが、ようやく、金融庁の調査で明らかになったのです。これは、投資に失敗したのではなくて、初めから出来もしないことを言い、それをカモフラージュするために、次々と粉飾をし、終には破綻したのです。まさにこれは詐欺だと思います。民主党のマニフェストのバラマキ政策は、まさにこのAIJと全く同じ構図にあるのです。
ところが、このことについて民主党政権は全く反省がありません。「AIJ問題と同じだ」と、私は参議院の財政金融員会で安住財務大臣に指摘しました。「そんなことはない、AIJは過大な被害を出したけれども、われわれのマニフェストは公約が未達成だっただけ」という開き直りをしましたが、とんでもないです。まさに、バラマキで借金のつけ回しをして、そして経済を大きく棄損し、挙句の果てに増税で国民に負担を押し付けるとは、AIJ以上に酷いものです。これはAIJに年金を任せられないように、民主党にも政権を任せられないのです。

税金ではなくGDPを上げろ

今必要なことは、増税ではありません。税収が落ち込んだ一番の原因は、一つは民主党の政策の誤りであり、その誤りにより、GDPすなわち国民の所得の総計がどんどん小さくなってきた、そのために税収が落ち込んできてしまったのです。落ち込んだ税収を取り戻すために税率を上げても、一時は税収が増えるかもしれませんが、国民の手取りの所得がどんどん少なくなりますから、当然のことながら、経済が小さくなり、結局は増税により一旦増えた税収もやがては小さくなっていくのは必定です。いま私たちがすべきことは増税ではなくて、その落ちてきたGDPをもう一度大きく上げるということが必要なのです。そして、GDPがきちんと上昇しだした後、社会保障費の増加に対応するため消費税を上げれば良いのです。

GDPは三面等価

GDPは三面等価であると言われます。これを大まかにいうと、1つは生産の面です。第一次産業、第二次産業、第三次産業などどこがどれだけの生産をしているかその合計です。次は支出の面。これは個人や企業の消費や政府の支出の合計が支出面です。そして3つめは分配の面、これはまさに所得ですが、皆さんの給料や企業の利益と減価償却費、そして消費税などの合計になります。これらがすべて同じ金額になる。同じものを表しているというのが三面等価という意味なのです。

給与を下げるのは誤り

そこでGDPを上げるには、分配の面で言うと個人の給与や企業の利益をどう増やしていくか、このことが大事なことになります。所得を増やす面でいうと、大事なことは国民の給与を絶対に減らしてはならないということです。ところが民主党は給与をどんどん減らす政策を平気でしています。その一番の典型が、公務員給与を7.8%下げるというとんでもない法律を提出し成立させたことです。これは残念ながら自民党なども賛成をしてしまいました。私一人が反対ボタンを押しましたが、その理由は公務員の給与を下げていくと間違いなく民間の給与も下がるからなのです。それは、公務員の給与を基にして決められている民間企業がたくさんあるからです。中小企業など、給与規程が十分に整ってないところでは公務員の給料規定をそのままベースにしています。それから、大学や幼稚園や保育園など、民営であっても公的な仕事は公務員給料に準じて支出を行っています。JAなどもそうでしょう。実はそういうところが数え切れないくらいたくさんあるのです。この方々の給料は、公務員給与が下がると一緒に削減されていくことは必定です。そして、その結果何が起こるかというと、こうした方々の消費で支えられている地方の経済が一挙に縮小するのです。これでは経済が成長するはずがありません。

金融政策だけではデフレは脱却できない

経済成長のためには、本来は、民間部門でお金をどんどん使っていけばいいわけです。しかし現実には、実質はゼロ金利だといわれるくらい低金利で日銀が民間銀行にお金をたくさん供給してもそのお金が貸出されません。金融界では「馬を水辺に連れて行くことができても馬に水を飲ますことはできない」という格言があります。つまり、いくら水辺に馬を連れていっても水を飲むかどうか馬の意思によるということです。お金をいくら目の前にたくさん出しても、借りるかどうかは民間企業や銀行の意思によるこういうことです。なぜ馬が水を飲まないかといえば、水を飲んでおなかを壊してしまうかもしれない。なぜ民間企業がお金を借りないかといえば、お金を借りても返済できるかどうかわからない。その自信のなさから、水辺に馬を連れて行っても水を飲まない、たくさんお金を供給しても、お金を借りないということになるのです。

積極財政が国を救う

つまり、デフレ下では民間の企業に対していくら金利を下げても、お金を供給しても景気はよくならないということです。残っているのは最後の借り手である政府が、民間が借りないお金をたくさん使って、公共事業や政府支出を増やし雇用を創出することによって民間に直接お金を供給していくということが必要なのです。こうしたことを3月27日と29日に行われた参議院の財政金融委員会で詳しく説明しながら安住財務大臣、白川日銀総裁と議論してきました。私のホームページ等、インターネットに出ておりますので、是非この様子を皆様方に御覧頂きたいと思います。

マクロとミクロが分からない民主党政権

経済はミクロとマクロがあると言われています。ミクロとは個々の家計や企業の経済のことであり、マクロとはそれら全てを見渡した国全体の経済のことです。このマクロ経済の管理をするのも政府の使命です。個々の企業や家計がお金を使わず不況になるなら、逆に政府がその分お金を使うのは、マクロ経済の管理者として当然のことです。それを民間企業と同じく政府も借金が多いので節約しますというのは、政府は民間企業と同じミクロの立場にある訳で、マクロ政策の放棄です。
民主党はこの政府の役割を全く分かってないのです。国民がデフレで困っている時に政府がその役割を果たさずにいることは、戦争での敵前逃亡と同じです。

ルーズベルト大統領に学ぶ

―― 西田昌司京都政経パーティーを開催したところ、多くの方々にご参加いただきました ――

お金がないなら節約するというのは、大変分かりやすく、それ自体は正しいとことです。しかし、国中がそうした節約に徹すれば、誰もお金を使わなくなり、経済はデフレに陥り、へたをすれば大恐慌になってしまいます。
1929年の世界大恐慌の時、ルーズベルト大統領はまさにこの事態に対処するため最後の借り手である政府が積極的に投資をして世界を救ったのです。まさにデフレとの戦いに勝ったのです。ところが民主党はデフレとの戦いから尻尾を巻いて逃げだして、そして増税という安易で間違った政策に飛びつこうとしているのです。戦争やあらゆる脅威から国民を守ることが政府の仕事であると同じように、デフレとの戦いから国民経済を守る、国民の生活を守る、その不退転の決意と覚悟が今必要なのです。この覚悟も決意も知恵もない民主党・野田政権には、政権を担当する資格はないということです。
おそらく早晩解散総選挙ということになるでしょう。
どうか皆様方にはこうした民主党・野田政権の国を滅ぼす誤った政策をしっかりと御認識下さい。そしてもう二度と政権担当能力のない、出鱈目な方々には政権を渡さないで頂きたいと思います。
これからも国民の生活を守るために全力で頑張っていきます。
皆様方のご支援をよろしくお願い致します。

瓦の独り言
−桜に思う−

羅生門の瓦
さまざまの 事おもひ出す 桜かな 「芭蕉」
 この俳句ほど、今年の日本人の胸の奥をしめつける歌はないのでは。とくに東北地方の方々にとって、今年の桜は感極まるものがあるのでは。インターネットのプログなどにもこの歌の書き込みが多くなっています。
 さて、桜前線が北上してくると、それぞれのさくらごよみ桜暦が思い出されるのではないでしょうか?思えば、何年たつのでしょうか? 「サクラチル」に涙して、一念奮起。次の年には桜吹雪の中を謳歌していたことを思い出すのは瓦だけではないはずです。
 「待つ花」である桜は、入学式、卒業式といった人生の節目と大きくかかわってきています。それなのに、今、大学での秋入学が、叫ばれています。春に卒業した高校生は、秋までどのようにして待機するのか?大学だけではなく秋入学の制度が小中学校をはじめ全ての学校に適応されたら・・・。桜の樹の下でのランドセル姿が見られなくなる。厳しい冬を耐えてこその春であり、入学式を迎えるのです。開放的ではあるが暑い夏の後の入学式はなんとなく締まりません。大学側の言い分では、優秀な海外の留学生を確保する目的とか・・・。
 しき嶋の やまとごころを 人とはば 朝日ににほふ 山ざくら花  「本居宣長」
の歌をめでる人々にとって、秋入学制度などありえない、と思っているのは瓦だけでしょうか?  いずれにしても日本人にとって「桜」は特別な花で、人生の節目と大きくかかわっていると思います。
 さて、西高瀬川の祥鳥橋下流にある「木下桜」(瓦がかってに呼んでいるだけ)。今年、どんな花を咲かせてくれるのでしょうか

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