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第45号

2005年10月08日発行

総選挙で問われなかった大切なもの

京都府議会議員西田昌司

郵政民営化(既得権益の排除)だけが論点なのか

郵政民営化の是非を一大争点にした先の総選挙は、自民党の圧勝で幕を閉じました。自民党員の一人として、ご支援をいただいた皆様に心から御礼を申し上げます。しかし、その一方で今回の選挙には、一政治家として大いに疑問と虚しさを感じるものでもありました。そのことも含め、今回の選挙について私なりの意見を述べたいと思います。
 まず、選挙の争点となった郵政の民営化についてであります。以前から申し上げてきた通り、なんでも民営化をすればよいという今日の風潮には私は反対です。ただ今回の選挙では、郵政の民営化を突破口に、いろいろなしがらみを断ち切り、改革を断行することが必要であると、私は訴えてきました。しかし、その先にあるもっと大切なことについては、郵政民営化の是非だけを問う今回の選挙では語る場さえありませんでした。
 よく言われる様に、自民党には沢山の『族議員』がいます。それが、いろんな業界や団体の方々から様々な意見や要望を聞き入れるための窓口になっているのです。商売をなさっている方からサラリーマン、年金受給者の方。また、若者、お年寄り、障害をお持ちの方など、ありとあらゆる方々の意見が、自民党には届けられるのです。それを基に、朝早くから毎日の様に党本部で部会が開かれ、勉強会が行われているのです。
 そして、政調会や総務会といった党の組織を通じて集約され、自民党の政策としてまとめられ内閣を通じ、みなさんの思いが実現されることになるのです。これは政党政治として非常に理にかなった仕組みであると思います。今までのような右肩上がりの時代には、毎年税収が増えるわけですから、国民の要望は時が経てば必ず実現することができたのです。
 ところがこれからは右肩下がりの時代です。税収は増えるより下がることが予想される時代なのです。国民の要望は、実現されるべきものと却下されるべきものに、より厳密に区分けされねばなりません。また、今まで受け入れられていた要望も却下もしくは縮小されることにならざるを得ないのです。つまり、今までのように『族議員』の要望を全部受け入れていたら国はもたなくなるということです。

 こうしたことから「郵政が改革の本丸である」と小泉首相は訴えられ、私もこの選挙戦を戦いました。つまり、自民党は税収減少の時代に備え国益を守るため自らの体にメスを入れ、『族議員』を排除し、古いしがらみを脱ぎ捨てるのだと訴えたのです。
 しかし、私にとっては内心忸怩たるものがありました。『族議員』などの言う特定の業界の利益を守というのではなく、国益を守るということは当然の話です。問題は今の日本が直面しているのがそうした種類の問題ではなくて、もっと大きな根本的問題に直面しているということなのです。そのことに目をつぶり、目先のことで国民に訴えなければならないということに、自分の無力さを痛感していました。では本当の問題はなんだったのか、そのところを皆様に是非お伝えしたいのです。

サファリパークのライオン

今の日本の状態は、たとえて言うなら、サファリパークのライオンではないかと思うのです。動物園にいるライオンではなくてサファリパークのライオンというのは、囚われの身である自覚がないからです。動物園にいるライオンは目の前に鉄の柵があり、否応無しに自分が囚われの身である事を自覚せざるを得ません。しかし、サファリパークにいるライオンはどうでしょう。目の前には柵はありませんし、檻に入っているのはライオンではなく見物にくる人間達です。自由に我が物顔で走り回ることができますから、そういうことを覚できないのです。勿論、アフリカのサバンナから連れてこられた一世達はそのことを知っているでしょう。でも、サファリパークで産まれた二世や三世はどうでしょう。このサファリパークが唯一の世界だと思っている彼らには、自分の身の上に思いをはせることなど想像もつかないことです。

 そもそも、毎日何不自由なく暮らしている自分たちが、囚われて飼い慣らされた存在なのだと一体誰が思うでしょう。また、最初はサファリパークに違和感を覚えていた一世達も、今では、ここでの暮らしに馴染んで しまったとしても無理もありません。考えてみれば、自由だと思っていたアフリカのサバンナでは毎日餌にありつけるわけでもなく、いつも空腹に耐えてきた、餌の取り合いでハイエナと喧嘩もしなくてはならないし、それで命を落とす仲間もいる、「こちらのほうがよっぽど居心地がいい。」そんなことを思っていてもおかしくありません。しかし、自由で豊かだと思っているサファリパークですが、それはいつまで存在するのでしょうか。どこのサファリパークかは忘れましたが、以前新聞にこんな記事が載っていました。「サファリパーク倒産で動物達が餓死!」
 このサファリパークのライオンこそ、今の日本の状態を表しているのではないでしょうか。

自立心なき国は滅亡する

 日本は戦争に負けた後、アメリカの占領下に置かれてしまいました。そして、その占領体制を円滑に進めるために、新たに日本国憲法が制定されたのです。この憲法のお陰で戦後の日本は戦争もなく、自由で豊かな国になったと思っている人がどれほどいることでしょう。しかし、実際はそれこそが、日本を縛るサファリパークの仕組みそのものなのです。こうした事実を今どれほどの国民が知っているのでしょうか。平和憲法が成り立っているのは、アメリカの核の傘の中にいるからであります。その代償として、日本は基地を提供し、外交や経済、歴史観などの自主権を事実上放棄しているのではないでしょうか。これは言いかえればアメリカの保護国になっているに等しいことではないでしょうか。囚われの身である自覚がなく、現実の生活にかまけている姿はまさに、サファリパークのライオンそのものではないでしょうか。

瓦の独り言
羅城門の瓦

 市内各地の小学校で運動会が催されていますが、最近、紅白に加えて青組だの、黄組だのが入り多極化(?)状態で対抗戦が行われています。かって瓦が小学校時代は、紅白帽(赤白帽の漢字は間違い)をかぶり騎馬戦をした記憶があります。3組対抗出で騎馬戦をしたら同盟関係だの、協力関係だのややこしくって・・・。
 日本では昔から、戦う場合は二組に分かれて「紅白戦」という形が用いられていました。
運動会の玉入れも紅白戦で紅白の玉を用いるべきなのです。野球の練習試合も紅白戦、大晦日の歌合戦も紅白戦です。紅白戦とは、約800年前の平安時代末期の源氏と平氏の「源平合戦」に由来しており、源氏が「白旗」、平氏が「紅旗」を掲げて戦場を駆け巡ったことによります。広辞苑で「紅白試合」を引くと「源平試合」と書かれています。先ほどのNHK大河ドラマの「義経」の壇ノ浦の戦いでは源平最後の合戦としてあまりにも有名で、敗者である平氏の紅旗が海面を覆い尽くしている状況は、皆さんの記憶に残っていられることと思います。

 平氏が紅旗を使い、彼らの衣装も紅を基調としているのは貴族社会への憧れであったようです。聖徳太子の冠位十二階以来、貴族階級では位によって衣の色が決められていました。武家である平氏は何とかして貴族の仲間入りがしたくって紅色を選んだのでしょう。一方、源氏は関東鎌倉に本拠を構え、貴族社会に俗されることなく、染める必要のない白旗を選んだのでしょう。 この様に、紅白戦の起源は源平合戦にあって800年の歳月を経ても、今なお日本人の心に生きているのです。この紅白の色に分かれて戦う民族は世界中でも珍しく、日本人の紅白意識はかなり特異なもののようです。
瓦の心の底には紅旗意識が流れており、好きな色は「紅」で幼児時の玩具の自動車から、今乗っている自動車まで色は何時も「紅」色でした。さて、皆さんの心のそこの色は紅白のどちら?

後援会旅行に参加して
田澤 美佐子

 先日(9月11日〜13日)2泊3日で「月岡温泉と飛騨高山」旅行がありました。1日目は、衆議院選挙の投票日と重なり、期日前投票をした後、結果が気になりつつ出発致しました。
高山祭りを再現された“高山祭りの森”にてホコ見学。夕食はバイキング料理と、のんびりと楽しい1日目でした。・・・が、やはり気になるのは選挙のこと。結果は“自民党トップの知らせ、私なりに一生懸命協力したので楽しい、うれしいの二重の喜びの1日となりました。
 2日目は、朝から晴れ渡った秋空の下、赤かぶの里や北方の豪農の館を見学の後、月岡温泉到着。ジェット機で追いかけてこられた吉宏参議院議員、昌司府会議員の両先生がホテル玄関でのお出迎え。感激致しました。 夕食後、美人の湯にゆったりと入湯・・・美人になったカナ?・・・
 3日目は、越後平野西端にある弥彦神社参拝。帰りの車中より田中角栄氏の家を横目に見ながらバスは一路家路に向かってひた走りました。
バス5台にての参加。車中もゆったりとリラックス出来、自民党圧勝で2倍の喜びの旅行となりました。ありがとうございました。

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