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第42号

2005年01月01日発行

知恵と勇気

京都府議会議員西田昌司

謹 賀 新 年
本年もよろしくお願い致します

知恵と勇気−日本に足りないものは何か−
平成17年が明けました。21世紀になって、もう5年になります。しかし、子供の頃待ち望んだ夢の21世紀に程遠いというのが実感です。景気低迷・財政赤字・年金問題・少子化などの問題が、連日報じられています。「このままでは日本は破綻してしまう。」危機感を煽るようなものも少なくありません。
 また、北朝鮮問題や自衛隊のイラク派遣の問題など、日本の自立や防衛に大きな不安を感じる事件も頻発しております。こうしたことが連日、マスコミで報じられれば、日本の先行きに不安を覚えるのも無理はありません。

 こうした状況の中、日本には何が必要なのでしょう。何が足りないのでしょう。お金でしょうか。確かに財政難を考えるとそれも必要でしょう。しかし、どう考えても今の日本は史上最も豊かな時代にあります。事実、財政難が叫ばれていますが、日本は世界一の債権国なのです。そして逆に、日本に規制緩和を始め、様々なことを要求するアメリカは、世界一の債務国、つまり借金国なのです。その借金に苦しんでいるアメリカを手本としようとしているのですから、財政が良くならないのも当然です。全く知恵のない話です。
 また、イラクの自衛隊の派遣も、イラクの復興支援は建前で、北朝鮮問題や中国の圧力に対して、アメリカの支援を求めたいという本音がその裏にあることは、国民皆が感じていることではないでしょうか。確かにアメリカとの関係は重要です。しかし、最初からアメリカに頼り放しでは、独立国として、あまりに情けない話ではないでしょうか。これでは、勇気のかけらも感じられません。
 このように今、日本で問題となっていることの殆んどは、お金が不足して起こっていることではなく、知恵と勇気が足りないことが原因なのです。本当に大切なことは何かという本質を考える知恵と、それを実行するための勇気が欠けているということなのです。
 では何故、またいつから、日本人は知恵と勇気に欠けることになったのでしょう。それは、皆さんお気付きのように、敗戦が原因になっていることに間違いありません。特に、最近の日本は愚かで意気地がないように思えます。私は、その原因は教育にあると思っています。
 今年で敗戦から60年になります。敗戦により日本は、国の歴史をまともに教えられなくなり、国のあらゆる制度が変革させられましたが、その最たるものは教育です。愛国心を子供に教えることなどは完全にタブーになりました。東京裁判により、大東亜戦争の大義が否定されているため、自分の国の歴史や愛国心まで否定する結果になってしまったのです。これではまともな教育など出来るはずがありません。
 先日、後援会の旅行会で、沖縄へ行った時の話です。沖縄は大東亜戦争の際、国内で唯一地上戦があったところです。多くの県民が兵隊さんと一緒になって米軍と戦い、そして玉砕されました。ひめゆりの塔も、そうした物語の一つであります。今なら高校生ぐらいの女の子が、陸軍の野戦病院などに学徒動員され、国の為に献身されていたのです。米軍が沖縄に上陸し、追い詰められ逃げ場を失くした彼女たちは、無惨にも玉砕をしてしまうのです。
 ひめゆりの塔には、そうした物語が年表のようにして壁に掲示してありました。そこには、日本の「侵略」により戦争が始まり、米軍の「進攻」又は「反攻」により戦争が終わったと書かれていました。まさに東京裁判史観そのものです。ここには大勢の修学旅行生が見学に来ていましたが、彼らはどの様に感じていたのでしょう。きっと、戦争の悲惨さは伝わったことでしょう。でも、何故あの戦争が起こったのか。また、彼女たち始め多くの日本人が何故戦ったのか、その当時の国民の気持ちなど理解できないでしょう。これでは亡くなった方々にあまりにも無礼なことではないでしょうか。私は非常に情けない気持ちで一杯になりました。

そんな日本であったにもかかわらず、これほど豊かな国になることが出来たのは、戦前の教育を受けてきた人々が社会の最前線で活躍してくれたからです。そうした人々の努力のお陰で、戦後復興を成し遂げることが出来たのです。しかし、そんな方々も昭和の時代の終わりと共に、次々と社会の最前線から退いてしまわれました。終戦時20才の青年も平成元年では64才です。次々と定年を迎えられたということです。そして逆に今、現役で活躍されている人々は、全て戦後教育のみを受けた年代に移ってしまったということです。バブル崩壊後の景気低迷、また、あまりに露骨なアメリカ追従姿勢などに象徴される最近の日本の体たらくは、昭和から平成に変わり、社会のリーダーが完全に戦後世代に入れ替わってしまったことと、無関係ではないと私は思います。バブル崩壊後の景気低迷、また、あまりに露骨なアメリカ追従姿勢などに象徴される最近の日本の体たらくは、昭和から平成に変わり、社会のリーダーが完全に戦後世代に入れ替わってしまったことと、無関係ではないと私は思います。
 今、日本に最も足りないもの、それは、知恵と勇気です。問題は、その事実とそれが何故失われてしまったのかという歴史の過程を、誰もが忘れてしまっているということです。大切なのは、国民がこの現実を知るということなのです。それさえ分かれば、必ず日本は良くなるのです。そのことを皆さんにお伝えするため(show you)今年も頑張ります。本年もご支援とご理解を宜しくお願い致します。

京野菜とお正月料理

京野菜の美味しさに魅せられる今昔、千年の都に育まれた京野菜は、日本の食を代表する食文化の源であるのではないでしょうか。食文化を進歩させるのには、「京野菜」が、大きな影響があったと思います。
 都が京都に置かれていた頃には、日本全国から各地の生産物が伝えられ、色々な形で入って来たと思われ、種苗で入洛した物もあったでしょう。又もともと京都で育てられて、変化を遂げた野菜も数多くあったでしょう。
 そこで今は冬の季節でもあり、代表的な京野菜を少し紹介しましょう。九条ねぎ、水芹、聖護院かぶら、里いも(頭いも、海老いも)、くわい、金時人参、聖護院大根、堀川ごぼう、壬生菜、水菜、等々色とりどりの野菜が有ります。春夏秋冬、四季折々の野菜が生産され、人の健康を考えた食生活が営まれてきました。今では、天候異変等、様々な事柄より、旬が昔とは少し前後していますが、ほぼ昔と同じ作付がなされています。
 ここで正月料理にかかせない京野菜の一部を紹介しましょう。お正月の御祝のいわれとして少々こじつけもあろうかと思いますが書いてみます。



 ◆ 里いも(頭いも)

 京都では、白みそ仕立の、御雑煮で頭いもと丸もち、大根、金時人参等を入れられます。頭いもは、里いもの親いもで、親方(頭)になる様にと言われています。


 ◆ 大 根

 大根は、代々家族が続く様にと言葉合わせで言われています。


 ◆ くわい

 秀吉が御土居を築きその土を掘った場所が低湿な土地でありその場所で、くわいを作付したところ、泥の中から新しく芽を出しました。その為くわいは、逆境から芽を出すと言われています。


 ◆ 堀川ごぼう

 堀川ごぼうは、筋があり長く繊維質が通っているので、筋の通った人になるようにと言われています。


 ◆ 黒 豆

 黒豆は、日々まめに仕事をし、暮らす様にと言われています。


 ◆ 栗

 栗は、勝ちぐりと言われ、何事に対してもうち勝つ様にと言われています。


 ◆ 郡大根、青味大根

 郡大根は、昔天皇行幸の度に献上されていました。茶人や一般家庭のお祝い事に需要も増え使用されていました。輪切りにすると菊の御紋に似ていると言われています。また、青味大根も郡大根と同様にお祝い事に使用されました。


 ◆ 金時人参

 金時人参は、「おなます料理」にはなくてはならない食材で、祝い事には欠かせません。真紅の色合いから梅の花に見立てて、形抜きされ祝料理に使われます。

 正月料理のいわれ等を書きましたがこれは、とかくお酒を飲んだりおもちを食べる機会が多いので、野菜の繊維質を多く取り体調を整えるという先人の知恵なのではないでしょうか。今でも変わらずと言えるでしょう。現在の食生活でも適度なタンパク質と旬の野菜を取り入れたバランスの合った食べ物を摂ることが大切です。そして口を動かし良く噛み脳に刺激を与えれば食を通じ身心共に健康になれるのです。そのためにも、後生の人々に良い物を伝承していく事が大事だと思います。
 皆様にとって、今年も健康で良い年であります様にお祈り申し上げます。

謹んで新春のお祝いを申し上げます
参議院議員 西 田 吉 宏

皆様には、おそろいで新春をお迎えのことと心よりお慶び申し上げます。

日頃皆様方には、温かいご芳情とご支援を賜り、誠に有り難うございます。お陰様で元通りの健康を取り戻し、元気に国政の場で励んでおります。 
 私も三期16年目を迎えました。これからも参議院が上院として国政に果たす役割の重大さを噛みしめながら、日夜諸課題の解決に向けて取り組んでおります。皆様の「声、思い」を国政へ届ける架け橋となり、信頼される政治と生活の安定の実現のため全力を傾注してまいります。今後におきましても、西田昌司府議会議員共々ご支援ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
 結びに、皆様方の一層のご健勝とご多幸を祈念申し上げまして、新年のご挨拶と致します。

いずこも同じお正月
羅城門の樋

 みなさん新年,明けましておめでとうございます。ボリビアの地から新年のご挨拶をさせていただきます。(編集部からお正月の様子を書けと言うことで,まずその話から)
 ボリビアのお正月は家族や親しい友人達と過ごすのが普通です。これは,「お正月のひと時こそ1年間自分が過ごしたいと思う最高の時を凝縮した時間」と考えるからです。大晦日の夜から始まり翌日(元旦)の朝まで,飲んだり踊ったりします。
 大晦日の10時頃から集まり,久しぶりに会った友人達と話や踊ったりしながら,その時を待ちます。とにかく,この変化の時間「0時」の瞬間が大切です。花火をたくさん用意し,時計の針が「0時」を指した瞬間に一斉に打ち上げます。花火や爆竹を鳴らすことで,旧年の厄病を身体の外に追い出します。そして,全員で新年を祝い乾杯をします。この乾杯も重要です。日本のように「旧年中はお世話になりました。本年もよろしく」などの硬い挨拶は抜きです。新年に向けた願いやお祝いの言葉を話すのが多いようです。

 ある家族や友人の会では,自分達が新年に向けて挑戦したい事柄を実際にやって見せます。例えば,旅行したい人は旅行バックを持って玄関を出たり,大学に入学したい青年は本やノートを持って「大学入学達成」と叫びます。子どもが欲しい夫婦は人形を抱いて見せたりなど,各人が工夫して自分の抱負を披露します。

 このような儀式の後は,伝統的な料理と酒,そして何より家族や友人と時を共に過ごすことを朝まで楽しみます。豚肉ととうもろこしのスープ(フリカセ)やとうもろこしのお酒(チーチャ)がその代表的なものです。ボリビアの高地では辛子の利いた煮物やスープが昔から食べられています。フリカセは二日酔いにも利きます(念のため)。みなさん朝帰りですので,一日の街中はいたって静かなものです。

 どうですか。私たちの日本のお正月と比べて。元旦の朝はどこの国も静かに明けます。日本では日の出と共に若水を汲み,お屠蘇を祝います。しかし,ボリビアでは日が変わることが重要ですから,夜中にお祝いをしてしまいます。この辺りが信仰と相まって少し違うところですかね。

 ああ,そうそう。ボリビアには日本の移住地があり,日系の人達が多く住んでいます。ここではおせち料理を作ったり,お鏡もちを供えたりと,日本とまったく同じ迎春の風景です。最近はおせち料理が作れない若い人達が増え,仕出屋さんに頼む家庭が増えたと聞きました。これもよく似た話です。

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